モニターアーム JN-ARM-GM112XDVレビュー!コスパ抜群のしっかりアーム【PR】
モニターアーム選びって、結構難しいですよね。
安いモニターアームを購入して失敗したくないし、ただ何万もするモニターアームを買うのはちょっと…という、機能・価格の良い塩梅の製品が見つけにくいという。
そんな中紹介したいのが、コスパ抜群のモニターアームJN-ARM-GM112XDV。
高コスパモニターメーカーのJAPANNEXTが作った、モニター同様の高コスパを誇るモニターアームです。
デザイン面や細かい作りなど気になる部分はあれど、1万円アンダーでここまでしっかりしたアーム、そうそう無いと思います。
ロングポールであったり、VESAプレートとアームが別離していたりと、使いやすさはバッチリなんです。
今回はJAPANNEXTアンバサダーとして、モニターアームJN-ARM-GM112XDVのレビューを実施いたしました。
細かい機能や使い勝手、また普段使用しているエルゴトロンLXとの比較も行いましたので、是非最後までご覧くださいませ。
- 1万アンダーにも関わらず、しっかりとした作り
- 取り外しが非常に楽
- ポールが長いので、高い位置にモニターを配置可能
- デザインが惜しい
- 大きい・重いモニターは揺れが気になる
JN-ARM-GM112XDVとは?
今回紹介するJN-ARM-GM112XDVとは、ガススプリング式のコスパ抜群モニターアームです。
ガススプリング式とは:アームの中に充填されているガスの圧力を、スプリングのように用いる仕組みのこと。通常のスプリングに比べコンパクトだが、強い力を発揮できる。(参照:ガススプリングの基礎知識)
モニターアームとして特別な機能がある訳ではありませんが、特筆すべきは「耐荷重」と「コストパフォーマンス」。
耐荷重はスペック上15kgまで、モニターサイズで言えば15〜55インチが該当します。
ただあまり重いモニターを使用すると少々不安定なケースもある様子(後述)なので、その点は少々注意かと思います。
コストパフォーマンスに関しては、流石のJAPANNEXT製。
通常、安いモニターアームは27インチくらいまでのモニターしか取り付けられず、かつ動きもイマイチというケースが多いんですよね。
私も安いモニターアームで、一度失敗していまして。
その点JN-ARM-GM112XDVは大きいモニターでも問題なく取付可能で、動きもヌルヌルと快適です。
Amazon価格約8,000円前後でこの機能性ということで、コストパフォーマンスはかなり高め。
以上より、JN-ARM-GM112XDVはライト〜ミドル帯の価格でありながら、高価格帯の製品とも肩を並べる高スペックという、とてもお得なモニターアームなんです。
JN-ARM-GM112XDVのスペック
JN-ARM-GM112XDVのスペックは下記の通りです。
製品名 | JN-ARM-GM112XDV |
---|---|
画像 | |
色 | 1色(ホワイト) |
作動方式 | ガススプリング |
固定方式 | クランプ式 |
耐荷重 | 15kgまで |
対応モニターサイズ | 15〜55インチ |
昇降範囲 | 310mmまで |
チルト | 下・上共に15° |
VESA規格 | 対応(100×100mm, 200×200mm) |
保証期間 | 2年間 |
JN-ARM-GM112XDVの開封・組み立て・調節について
それではJN-ARM-GM112XDVを開封し組み立てつつ、アーム調節等の機能の部分を見ていきましょう。
付属パーツ・組み立て
付属品は下記の通り。
- モニターアーム本体(3分割)
- VESAプレート
- 拡張VESAプレート×2
- ネジ・六角レンチ
自力で組み立てる箇所が多いため、付属パーツは多め。
逆に言えばその分コストカットされているので、しっかりしたアームにも関わらず1万アンダーで提供できるのかもしれません。
ただ、全てのパーツを使用し緻密に組み立てる必要はないので、安心してください。
モニターの構造や大きさによっては使用しないパーツも何個かあり、例えば下記のパーツはVESA規格200×200の場合にしか使いません。
組み立ては取説の通り行えば、特に難しくはないかと。
なお別途プラスドライバーが必要な点に注意です。
組み立て完了後のアーム色は白ベースの少々黒、ポールはシルバー。
良い風に捉えれば色々な色が使われているので、どんなデスクでも合いそうですね。
各パーツの説明・調節方法
続いて、細かい部分を見ていきましょう。
固定は机に挟み込む方式。
所謂、世間一般に言われる「クランプ式」です。
足部分は二股になっています。
大抵のモニターアームはズッシリとした四角い形状をしているので、割とスタイリッシュで良い感じですね。
ポール部分は結構長め。長さ約30cmほどあるので、そこそこ高い位置までアームを上げることが可能です。
ポールの高さ調節は六角レンチで行います。
可動部は六角レンチで固定し、可動部下のストッパーはレバーにて固定する、二段階の固定方式です。
これによって、重いモニターでも問題なく固定できるのかと思われます。
モニターアームの反発力(重さ)は、アーム継ぎ目部分を六角レンチで調節する方式です。
一回転で約0.4kg重量が変わり、時計回りで軽く・反時計回りで重くなります。
モニターの取付とケーブルの収納
続いて、モニターを取り付けていきます。
モニターを取り付ける際、まずはモニター部分にスペーサーを取り付けます(ネジ固定式)。
モニター裏のスペーサー取り付け箇所の大きさによっては、かなりスペーサーをグイグイ押し込まないと収まり切らない場合があるので、注意が必要です。
スペーサーさえ取り付けてしまえば簡単。あとはモニターアームにスペーサー部分を差し込み、ネジで固定するだけ。
ケーブルを収納する場所は2箇所で、モニター近くのアーム部分の裏と、ポール部分のみとなります。
モニター近くのアーム部分は、下記写真のようにプラスチックのケーブルオーガナイザーが刺さっているので、取り外してケーブルを収納する感じ。
ポール部分も取り外しが出来る、クリップのようなケーブルオーガナイザーが用いられています。
本体中に入れ込む方式ではないので、ケーブルは外から見える感じです。
文字通り、ケーブルをオーガナイズすると下記のようになります。
割と外に出す収納ですが、しっかりと束ねることができるため、思ったよりスッキリした印象です。
JN-ARM-GM112XDVのレビュー・メリット
続いて、JN-ARM-GM112XDVの使用感とレビュー、メリットについてご紹介します。
1万アンダーにも関わらず、しっかりとした作り
お値段約8,000円(Amazon調べ)と1万円を切る価格の割に、非常に作りがしっかりしています。
耐重量も申し分ないですし、想像以上にモニターの移動がスムーズ。
安いモニターアームにありがちな「移動がしづらく最終的に動かすことを諦めた」なんて事は起こりません。
せっかくのモニターアーム、ガンガン動かしたいですもんね。
ただ、他サイトのレビューを見ている感じ、10kg以上のモニターでは少々不安定になることもある様子です。
約11kgのモニターを取り付けた際、クランプ部を取り付ける方向や、場所の問題かもしれませんが、机に鉄の補強板を入れても支柱が傾き、足の部分が浮き、不安で、精神的に耐えられませんでした。
Amazonより
ちなみに私が使用しているモニターは34型のウルトラワイドモニター(約6kg)なのですが、あまり重さも感じずスムーズに動きます。
よって、よっぽど重いモニターを使用しない限りは問題ないかという印象です。
どうしても重いモニターを浮かせたいのであれば、エルゴトロン HX辺りがおすすめ。
お値段はかなり上がってしまいますが、レビューでの評判も上々なので、安定感を一番に考えるのであればこちらが良いかと思います。
取り外しが非常に楽
モニターに取り付けるVESAプレート部分が分離している(アームとは別構造になっている)ので、取り付け・取り外しがとっても楽です。
有名モニターアームのエルゴトロンLXは「モニターアームにプレートがくっついた構造」なので、モニターの取り外しが大変なんですよね。
その点本製品は、まずVESAプレートをモニターに固定し、かつVESAプレートとモニターアームはネジ一本で固定できるため、重いモニターを空中でどうこうしなくてOK。楽々です。
高頻度で取り付け・取り外しをする事は少ないと思われますが、いざという時辛〜い取り外しを行わなくて良いので、有るに越したことはない機能かと思います。
引っ越しの時に、有り難みがわかるかと・・
ポールが長いので、高い位置にモニターを配置可能
割と大きなメリットだと思ったのが、ポールが長いゆえにモニターを高い位置に設置できることです。
特に、大きなモニターを縦にする際に輝きます。
というのも、私の使用しているLGの34インチのウルトラワイドモニター(幅、実寸で81cm)、エルゴトロンLXでは縦に配置できなかったんですよね。
高さが出ないので、モニターが回転しきれませんでした。
しかしJN-ARM-GM112XDVはポール長が長いため、楽に縦配置できました。
エルゴトロンで縦にできなかった時にはヒヤヒヤしました。ほんと。
と言っても、縦に2枚モニターを配置する際に使用できるほど高さが出る訳ではありません。
もし縦2枚配置にしたいのであれば、下記のようなロングボールのモニターアームが必要です。
ただ、縦に長いと首にかなりの負担がかかるので(ウルトラワイドを縦向きにしている私が言えることではないですが)、個人的には左右2枚のモニター配置がおすすめですね。
JN-ARM-GM112XDVのデメリット
使ってみてわかった、JN-ARM-GM112XDVのデメリットもご紹介します。
デザインが惜しい
前述の通り本体色は白・黒・シルバーと様々な色が使われていて、統一感は少なめです。
よってデスクの配色に凝っている方には、受け入れられにくいかと思いました。
特にシルバーのポールの存在感が凄いので、無骨感が出るんですよね。
シック、という表現とは間逆な気がします。
ただ機能性と値段のバランスが取れた素晴らしいモニターアームであることは間違いないので、逆にデザインはそこまで気にしないという場合、購入する価値は大アリです。
Amazonにて安い時は大体7,000円前後で購入でき、価格帯にしては高めの耐荷重・割となめらかな動きを誇るので、コスパは抜群だと思います。
大きい・重いモニターは揺れが気になる
本モニターアーム、割と揺れます。
特に、横に長かったり重量があるようなバランスの取りにくいモニターだと、揺れは強めです。
とは言ったものの、タイピングしている程度であればほぼ揺れは感じないので、よっぽどデスクワーク中に激しく揺れない限りは問題ないかとは思います。
ただ、私みたいに姿勢をよく変える(胡座をかいたり、足を組んだり)場合は、ちょっと気になるかもしれません。
そんな場合には、後述するエルゴトロンLXがおすすめです。
ただ費用等々懸念もあるので、詳しくは次項にてお話いたします。
JN-ARM-GM112XDVとエルゴトロンLXの比較
ということで、せっかくなので私が所持しているモニターアーム「エルゴトロンLX」との比較を行ってみました。
そもそも価格帯が全然違うため単純比較は難しいので、参考程度にご覧くださいませ。
スペックの比較
まずはスペックを比較してみます。
製品名 | JN-ARM-GM112XDV | エルゴトロンLX |
---|---|---|
画像 | ||
色 | 1色(ホワイト) | 4色(ブラック・ホワイト・アルミ・レッド) |
作動方式 | ガススプリング | コンスタントフォース※ |
固定方式 | クランプ | クランプ・グロメット(別売り) |
耐荷重 | 15kgまで | 11.3kgまで |
対応モニターサイズ | 15〜55インチ | 〜34インチ |
昇降範囲(ポール加味せず) | 310mmまで | 330mmまで |
チルト | 前方・後方に15° | 前方5°・後方70° |
VESA規格 | 対応(100×100mm, 200×200mm) | 対応(100×100mmのみ) |
保証期間 | 2年間 | 10年間 |
※エルゴトロンの特許技術。コイルスプリング方式であり、調節の手軽さ・長持ちさが秀でているとのこと。
価格差もあるため(後述)、当たり前ですがエルゴトロンLXの方がスペックは高いです。
ただ、耐重量・モニターサイズはJN-ARM-GM112XDVの上と、価格の割に大健闘っぷりが伺えます。
価格の比較
価格は圧倒的にJN-ARM-GM112XDVに軍配が上がります。
エルゴトロンLXは円安や材料費の高騰もあり、値段がグングン上がっているんですよね。
気軽に手を伸ばせる製品ではなくなってしまいました。
その点JN-ARM-GM112XDVは公式価格が9,980円、Amazonでは大体7,000〜8,0000円程度と、モニターアームとしてはそこそこ手頃な部類に入ります。
しっかりした作りから考えると、かなりお得かと。
見た目の比較
見た目ですが、エルゴトロンLXの方が秀でていると思います。
エルゴトロンLXは全てのパーツが黒に統一されており、造り手・デザイナーの強い拘りが感じられますね。
更にエルゴトロンLXは、黒の他にも白・アドレナリンレッド等様々な色のラインナップがあります。
特に白はすごくオシャレで、デスク上を白統一させている方には勿論のこと、色のこだわりがないデスクでもスマートな印象を与えてくれそうです。
可動範囲・取り回しのし易さの比較
可動範囲や取り回しのし易さは一長一短。どちらも申し分ないですね。
高さ的な話をすればJN-ARM-GM112XDVに分があります。
ロングポールから繰り出される圧倒的な高さは、大きなモニターを浮かせる際に輝くことでしょう。
また、モニターを取り付ける際の楽さに関しても、JN-ARM-GM112XDVの方がアドバンテージがあります。
やはりVESAプレートがアーム部分と分離しているため、取り回し易さは圧巻です。
エルゴトロンLXはといえば、通常モデル(※)は高さが出ず、モニターマウントがし易い訳でもありません。
ただ基本スペックが高いことも有り、可動範囲・取り回しは問題なく、寧ろストレスは少ないレベルと言えます。
※実はロングボールモデルも有るのですが、更に値段が上がります(23,000円前後)
以上よりJN-ARM-GM112XDVに秀でている部分が多いですが、どちらも取り回しがしやすい部類のモニターアームですね。
動きの滑らかさ・安定感の比較
動きの滑らかさ・安定感で言えばエルゴトロンLXの圧勝です。
といっても、JN-ARM-GM112XDVの動きが悪い訳ではありません。
エルゴトロンLXと比較すると・・というお話であって、単体で見れば特にストレス無く使用することができます。
エルゴトロンLXとの比較まとめ
エルゴトロンLXとJN-ARM-GM112XDVの比較結果をまとめました。
製品名 | JN-ARM-GM112XDV | エルゴトロンLX |
---|---|---|
価格 | 約7,000〜8,000円 | 約20,000円 |
見た目 | 統一感は薄い | 統一感有り |
可動範囲・取り回し易さ | 高さ◎、VESAプレート別付け | 全てが平均以上 |
動きの滑らかさ・安定感 | 普通 | とっても滑らか |
結論、2つのモニターアームを選ぶ基準は下記の通りです。
- コスパを追い求めたい・高さのあるモニターを設置したい:JN-ARM-GM112XDV
- お金に余裕があって、普段遣いのストレスをできるだけ少なくしたい:エルゴトロンLX
コスパ面でいえばJN-ARM-GM112XDV一択です。何しろエルゴトロンLXを1つ買う値段で、2本買えますからね。
モニターアームにお金をかけるならモニターにお金をかけたい!という考えであれば、コスパ抜群のJN-ARM-GM112XDVがオススメです。
ただエルゴトロンLXは値段に見合った安定感・使いやすさを誇ります。よって正直な所、お金に余裕があるのであればエルゴトロンLXの購入をオススメします。総合満足度が高いのは、こちらかと。
JN-ARM-GM112XDVを買って幸せになれる人
ということで、下記一つでも当てはまった方は、「JN-ARM-GM112XDV」を買うと幸せになれるでしょう。
- コスパの良い、しっかりしたモニターアームを探している方
- 高さのあるモニターを使用したい方
- 頻繁にモニターの取り外しをする可能性がある方
JN-ARM-GM112XDVは、ガススプリング式のコスパ抜群モニターアームです。
高い耐重量としっかりした作りであるにも関わらず、1万円アンダーの価格とコスパはかなり高め。
長いポールが特徴的で、ウルトラワイドモニターも楽々縦に配置することが可能です。
VESAプレートがモニターアームと別離しているので、重いモニターの取付も簡単。
総括するに、JN-ARM-GM112XDVは非常に取り回しのしやすいモニターアームですね。
ただ当たり前ですが、安定性やデザインはハイスペック製品に劣る部分があります。
よってモニターアームに何を求めるか、どこまでお金をかけられるかが重要で、もしコスパに重きを置くのであれば、とってもオススメなモニターアームです。
JN-ARM-GM112XDV まとめ
最後に、JN-ARM-GM112XDVのデメリット・メリットをおさらいしましょう。
流石のJAPANNEXT、モニターだけではなくモニターアームまでもが高コスパでした。
モニターのみならず、このようなモニター周辺機器もバンバン開発して欲しいですね。
貴方もモニターアームJN-ARM-GM112XDVを使用して、快適にモニターを浮かしながら、オシャレで広々としたデスク空間を作ってみませんか?