低めのデスクシェルフを自作した話
いわゆる「デスクシェルフ迷える子羊」な、きのつよ(@kino_tsuyo)です。
デスクにデスクシェルフを導入するにしても、高さ・幅・素材・色等々…めちゃめちゃ迷いますよね。しかも既製品だと、自分の好みにあった製品がなかったり。
低めのデスクシェルフが良かったんですけど、既製品は高めのものばかり。
ということで筆者は自分で作ることにしました。無ければ作れば良いんです。売り物でもないですし、気張らず自由に。適当にざっくりと。
ヤスリや塗装に少々手間はかかりますが、結論作って良かったです。唯一無二の欲しかった、タッパの低いデスクシェルフが手に入りました。とてもうれしい。
よって本記事では、なぜ低めのデスクシェルフを作成したのか?という部分と、デスクシェルフの材料・参考にしたサイトをご紹介します。
デスクシェルフ悩める子羊に、この記事が届くことを祈ります。
なぜ「低め」のデスクシェルフにしたのか
なぜ「低め」のデスクシェルフにしたかといえば、単純明快「低いシェルフの方が、高いシェルフよりメリットが多い」と感じたからです。
私が考えたメリットは下記の通り。
- 引き出しの中身が見えない
- デスクの上に置くものを厳選できる
引き出しの中身が見えない
一番のメリットがこれで、デスクシェルフに使用している引き出し(具体的に言えば小物入れの中身)が見えにくくなるので、目線が散らばりません。
私はデスクシェルフに、セリアで購入した小物入れを置いて、引き出しのように使用しています。高頻度で使用する小物類は、とりあえずここにぶち込んでいる感じです。
ただこれ、高いシェルフだと上から中身が見えちゃうんですよね。
前提として筆者は集中力が皆無に等しいので、乱雑に置かれているものが視界に入るとそっちに気を取られてしまいます。よってどうにかして見えないようにしなければならない。
かといって高さが高い引き出しは使いにくいですし、目張りを置くのもいまいち、ということで自ずとデスクシェルフを低くするしか選択肢がありませんでした。
結果、低くして大正解でした。引き出しの中身がほぼ見えないようになったので、思考の海に流されることはめっきり減りました。
デスク上に置くものを厳選できる
大半のヒトは「モノを置けるスペースがあると、モノを置いてしまう」のではないでしょうか。かくいう私もそうで、棚があれば何かしら飾ってしまうし、引き出しがあれば何かしら入れまくってしまいます。
それが押入れなら良いのかもしれませんが、いや良くはないんですが、デスクとなると話は別。モノが多いデスクは、集中力を削いでしまうためです。
例を上げれば、積読本。
後で読もうと思ってデスクに積んでおこうものなら、仕事中の集中が切れたタイミングで本が視界に入り、気がついたら1冊読み終わっていたね…なんてことも。
そもそも「快適に仕事をするため」のデスクであるにも関わらず、モノが多いことで集中が削がれては本末転倒。ただ、色々置きたい気持ちもわかります。
そんな時は、物理的に置き場所を無くしましょう。そうです、デスクシェルフを低くして、シェルフに収納できるモノを減らすのです。
以前私は色々本を置いたり、ゲーコンを置いたり、使ってないマウスを置いたりしていましたが、今回シェルフを低くするためにその大半を撤去しました。結論、かなり集中できています。
当たり前ですが目に飛び込むものが減り、手に取れる選択肢が狭まったので、やらなければいけないこと・やりたいことに集中できるようになりました。
収納の少ない・低いデスクシェルフ、集中力散漫な方にはかなりオススメです。
最終的には、スマホもどこかに追いやりたいと思ってます…
ということで、以上が低いデスクシェルフのメリットでした。
逆に高いシェルフのメリットとして「収納力」がありますが、個人的にはやはり収納力の高さと集中力散漫度は比例する気がするので、私には低いシェルフが合っている気がしています。
使ってみれば、絶対便利なんですけどね…。
デスクシェルフ作成の材料・作成した際の参考サイト
実際にデスクシェルフを作成した際の材料と、参考にしたサイトをご紹介します。
デスクシェルフの材料
材料とかかった費用(※)は下記の通り。
※脚を取り付ける際に使用した電動ドリルは抜いて考えています。
- 木材(パイン集成材・ホムセン購入・カット費込):1500円くらい
- 脚(6cm×4個):1,399円
- WATOKOオイル(ミディアムウォルナット・200mL):1,000円
- 耐水紙やすり:999円
- 紙やすり台:462円
材料の購入リンクまとめ:こちらをタップ
木材と脚だけで考えると3,000円を切るので、かなりリーズナブルに抑えられました。
ただ私のように塗装等も考慮すると、ちょっとお値段はかかりますね。
といっても、Grovemadeに比べると超安いですが…
ちなみに木材はホームセンターで購入し、カットサービス込みでこの金額です。Amazonや楽天でも木材は購入できますが、コストを抑えたいのであればホームセンター一択かと。
もし全てネットで済ませたいのであれば、私ならデスク界隈御用達のマルトクショップ辺りに発注すると思います。カットやラウンド加工、更に塗装も代行していただけるので、工数をかけたくない・でもお金はあるよ、って方にはオススメです。
デスクシェルフ塗装の際、参考にしたサイト
塗装なしであれば、購入した木材に脚をつけるだけでOK。
ただ個人的にパイン集成材はトーンが明るすぎると感じていたので、WATOKOオイルにて塗装することにしました。
WATOKOオイルとは:亜麻仁油を主成分とした木材塗料のこと。オイルフィニッシュ塗料であり、木材の導管にオイルが染み込むことで、木本来の模様が美しく浮き出る。
木材塗料、他にはウレタンフィニッシュなどが存在しており、いずれもオイルフィニッシュよりも耐久性や耐水性に優れている様子。ただ今回は木材の質感を楽しみたかったため、オイルフィニッシュに挑戦してみました。
塗装の際は、塗装前にヤスリをかけたり、薄く塗装する必要があったり、オイルの染み込んだ布を捨てるときは水を含ませたり…等、色々注意点があるので、ここら辺はプロのサイトを参考にしてくださいませ。
完成。かなり快適。
過程をすっ飛ばし、いきなり完成です。実際置いてみるとこんな感じ。おお、良さげじゃないですか。
無着色のパイン材は「ナチュラル」って感じでしたが、WATOKOで色を塗ると「木」って感じになります。いやどっちも木なんですけど。生パイン(?)よりウッディな魅力を感じますね。
目論見通り、高さが低いので引き出しの中身が上から見えなくなりました。これで中身がゴチャゴチャでも気が散らないですね。一安心。
収納数は少なくなりました。高さでいうと、あまり厚くない文庫本が4冊入る程度。
ただ前述の通りですが、デスクは置くものを厳選すべきであると思っているので問題はありません。寧ろスッキリした印象を感じるので、トータル集中力が上がった感じがしますね。
まとめ:当面は自作シェルフでOKそう
結果、かなり満足のデスクシェルフとなりました。安いし、愛着があるし、自分の好き勝手にリメイクもできそうですし。当面はこれで戦えそうな気がします。…ええ、当面は、です。
自作すると嫌というほど思い知る、既製品の完成度の高さ。こうなってくると既製品も使ってみたいなあ、なんて思ったりも。
ただまあ、自作シェルフを使っていく中で「あれ、デスクシェルフ不要では?」という結論に達する可能性もあるので、もうちょっと使ってみたいと思います。
安く・自分の好きなように作れる自作シェルフはいいですよ。案外簡単にできるので、ぜひ作ってみてください。