SOUNDPEATS Engine4レビュー。1万アンダーのワイヤレスイヤホンでこの音質、嘘だろ?【PR】
「低音が鳴らないイヤホンはイヤホン非ず」の思想を持つ、元バンドマンのきの(@kino_tsuyo)です。
1万円アンダーで高音質なワイヤレスイヤホンをお探しですか?
であれば、SOUNDPEATS Engine4がドンピシャです。
デュアルダイナミックドライバー・独自のクロスオーバー技術により、低音の迫力・音の分離がバッチリ。
1万アンダーのワイヤレスとは思えない音圧が耳を襲います。
イコライザの効きも良いので、ドンシャリや低音寄り等、好みにあった出音を設定可能。
更に、低遅延のゲームモードやら、マルチポイント対応やら、価格からは想像できない高機能っぷり。
「ノイキャンは無いけど、その分音にパワーを注いだ」って感じですね。
ただ、ちょっと使い勝手に難ありな部分もあるので、そこはお値段相応かなーという印象でした。
ということで今回は、そんな鬼コスパなSOUNDPEATS Engine4について、詳細レビューやお値段相応なデメリット部分についても、全てお伝えしていきます。
- 1万アンダーとは思えない音質・音圧・音の分離!!
- デザインは高級感有り
- イコライザーの効きが良い
- ゲームモードはかなり低遅延
- ケースの指紋はかなり気になる
- イコライザー周辺機能が少々使いづらい
- タッチ操作の感度が高すぎる
- 音量1でも音が大きめ
SOUNDPEATS Engine 4の概要
まずは、SOUNDPEATS Engine4の概要です。
そもそも:SOUNDPEATS社とは?
SOUNDPEATS社について、簡単にご紹介します。
- 中国、深圳市(深セン)のオーディオブランド
- 2010年創業
- 30カ国以上の国・地域で販売実績あり
- コスパの良い(低価格で高めの品質な)製品が多い
深セン企業あるあるの「低価格・高品質」をウリにしている、今話題のイヤホンメーカーって感じですね。
フラッグシップモデルの「Opera」でも1万ちょいの価格で購入でき、しかもAmazonレビューの評価も高めなところから、コスパを追い求める方にはもってこいのブランドだと思います。
SOUNDPEATS Engine 4の概要
今回紹介するSOUNDPEATS Engine 4は、1万円アンダーの高音質ワイヤレスイヤホンです。
特徴は下記の通り。
- 高級感があり、シンプルなデザイン
- 低温は太く、中高音はクリア(同軸デュアルダイナミック型ドライバー)
- 音の分離能が高い(クロスオーバー技術)
- 最大43時間再生が可能
- 専用アプリで、イヤホンの設定変更が可能
- マルチポイント接続対応
3つ目の「クロスオーバー技術」というのがSOUNDPEATS独自のモノらしく、2つの機能を駆使して音の分離感を高めているとのこと。
- 物理的クロスオーバー:音導管を低域・高域で分ける
- 電子回路クロスオーバー:電子回路で高・中・低を分ける
一見難しそうな内容ですが、要するに「うまい具合に音を分離させるために、物理的・電子的に色々やってる」という話であり、これによって本当に良い感じに音が分離されています。
SOUNDPEATSの技術力に脱帽です
詳細スペックは下記の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | SOUNDPEATS Engine4 |
タイプ | ワイヤレス |
形式 | カナル |
本体操作 | タッチ |
ドライバー方式 | 同軸デュアルダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz – 40KHz |
対応コーデック | AAC、SBC、LDAC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 |
最大持続時間(単体) | 12.5時間 |
最大持続時間(本体) | 43時間 |
重量 (単体) | 6.5g |
重量 (本体) | 43g |
充電時間 | 2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
マルチポイント | 対応 |
専用アプリ | 対応 |
防水性能 | IPX4 |
価格 | ¥8,480 |
購入リンク |
Amazon
楽天
|
付属品
付属品は下記の通り。
- Engine4本体
- USB Type-A・Type-Cケーブル
- スペアのイヤーチップ(大・小)
- 取扱説明書
イヤーチップは大・中・小の三種類で、中がデフォルトで装備されています。
SOUNDPEATS Engine 4の詳細レビュー
それでは、SOUNDPEATS Engine4をレビューしていきます。
デザイン:低価格さは感じるが、高級感あり。指紋はご愛嬌。
ケースのデザインは高級感のあるメッキ感。マスカラの容器の如くキラキラ。目を引きますね。
そしてご想像の通り、指紋はかなり付きます。指紋恐怖症に近い私が発狂するレベルで付きます。
これに関しては都度拭くか、もしくはシリコン保護ケースを購入すれば良いかと。
ケース底には接続ボタンとインジケーターランプ、USB Type-C端子が備わっています。
端子が青いのはちょっと残念ですね。ここまで拘ってほしかった反面、コスト的に仕方ない気もしました。
ちなみにインジケーターランプの光り方は下記の通りで、通常時と充電中にて光り方が多少違います。
- 100%〜50%:緑
- 49%〜10%:黄色
- 10%未満:赤
- 100%:緑で長く点滅
- 99%〜70%:緑でゆっくり点滅
- 69%〜20%:黄色でゆっくり点滅
- 20%未満:赤でゆっくり点滅
イヤホン込みの重さは44.2g。AirPods Proは約56gあるので、かなり軽さを感じました。
というのも、ケースの素材はプラスチック。よって軽い反面、持ってみると多少チープ感を感じます。個人的には軽いほうが嬉しいので、全然OKですね。
イヤホン自体のデザインも結構オシャレ。側面はブリリアントカットのように成形されており、宝石を意識しているのかな、と。
フェイスプレート部分の「S」印字はメタリック感があり。イヤーチップは薄いブラウンで統一感があります。
全体的に「ゴージャスでいて落ち着きのある」感じのデザインなので、老若男女問わず使用できそうです。
アプリはログインが必要、マルチポイント設定は必須
イコライザー等を使用するためにはアプリの使用が必須なのですが、本アプリの使用にはアカウント登録が必要です。
個人的にはあまり気にならないのですが、Amazonレビューでは本件についてちらほら意見されていました。まあ確かに、イヤホンの機能を使うだけなのにアカウント発行はオーバーな気がしますね。
といっても、アカウント登録に必要な情報はメールアドレスとパスワードであり、住所等は紐付いていません。よってそこまで心配しなくても良いかなーという、個人的な印象です。
アプリでは、下記項目の設定変更ができます。
- ボリュームコントロール
- アダプティブイコライザー
- イコライザー設定(プリセット・カスタマイズ)
- ゲームモード ON・OFF
- タッチ機能の無効
- マルチポイント ON・OFF
アダプティブイコライザーとは:異なる周波数のサウンドテストを実施し、その聴こえ具合によってイコライザーが自動的に設定される機能のこと。
要するに「使用者が聴力テストを行うことで、その人に合ったイコライザーを自動で作成してくれる」というイメージですね。
ただ、結構キレイめなイコライジングをしてくれるがゆえ、私みたいに低音ガンガン!ベース!!バスドラ!!!が好きな方は自分で設定したほうが幸せになれると思います。
マルチポイントやタッチ操作の設定も変更が可能です。デメリットでもお話しますがタッチ感度がバリ高いので、切る選択肢も有りだと思います。
ちなみにタッチ操作の内容は下記の通り。
- 音量の上昇(右側)、下降(左側):1回タッチ
- 次の曲(右側)、前の曲(左側):1.5秒長押し
- 再生/一時停止:素早く2回タッチ(どちらでも)
- ゲームモード開始/終了:素早く3回タッチ(左側)
- 音声認識アシスタント起動:素早く3回タッチ(右側)
- 電源OFF:10秒長押し(どちらでも)
電話が掛かってきた場合の操作は、通常時とは別にあります。
- 電話を受ける/切る:素早く2回タッチ(どちらでも)
- 着信拒否:着信中に1.5秒長押し(どちらでも)
- 通話切り替え:通話中に1.5秒長押し(どちらでも)
大体のことはタッチ操作で完結できるので、便利ですね。
1万アンダーとしては破格の音質
肝心の音質ですが、約8,000円でここまで音質が良いものなのか、と脱帽しました。ビビり散らかしました。
音がちゃんと分離している上に、低音もがっつり聴こえます。デュアルクロスオーバー技術・ダイナミックドライバーさまさまだな、と。
次のイコライザーの項目でもお話しますが、低音が素晴らしいのでドンシャリのセッティングが映えます。ダンス・ロック系が相性良さげかと。
さらに高音もシャカシャカしている訳でなく、しっかりクリア。ギターサウンドもバッチリで、インスト系も映えます。
LDCAにも対応しているので、同機能に対応しているAndroidやウォークマンを持っていれば、より高音質で音楽を聴くことも可能です。
ちなみに私はiPhone使っていて、要するにAACコーデックにて音楽を聴いていますが、音質は十分良いです。
以上より、本イヤホンの音質に関するコスパは、尋常じゃないと感じました。
イコライザーの効きが良い
イコライザーのかかり具合はかなり良いです。低音から高音まで、がっつり増幅・絞ることができます。
というか寧ろ、本イヤホンはイコライザーを使用してからが本番だと思います。
デフォルトの状態だと全体的に抜け感が少ない印象を受けますが、うまくイコライザーを使用すればスコンと抜けた音に変貌します。
イコライジングの方法は2種類。
- プリセット(既存のイコライザーを選択)
- マニュアル(各帯域を自由に設定)
デメリットでお話ししますがマニュアルは少々使いづらいので、最初はプリセットを色々聞いてみるのがオススメ。
プリセットのおすすめは「ロック」。他プリセットはボーカルの音抜けがイマイチなのですが、ロックはボーカルがスコンと抜け、聴きやすいです。
全体的にドンシャリ感が強いので、ロックプリセットはボーカル+バンドサウンド系の音楽を聴くのにぴったりだと思います。
ゲームモードはかなりの低遅延
本イヤホンは「ゲームモード」という低遅延モードがあるので、文字通りゲーム、特に音ゲーを行う際に役立つと思います。
試しにYoutubeの音ズレ検証動画で確認してみましたが、ゲームモードではほぼ遅延が感じられませんでした。
以上より、タイトな音を要求する音ゲーや、遅延が気になりがちな映画鑑賞等でも活きるイヤホンだと思います。
SOUNDPEATS Engine 4のデメリット
続いて、SOUNDPEATS Engine4のデメリットです。
イコライザー周辺機能(反映速度・プリセット編集無し)の使いにくさ
イコライザー周辺の機能・操作には難アリです。
具体的には下記の通り。
- イコライザーの反映がワンテンポ遅い
- プリセットを元に編集ができない
①イコライザーの反映がワンテンポ遅い
イコライザーをいじってから、それが出音に反映されるまでラグがあります。体感1秒程度でしょうか。
よって、私みたいに「グリグリと動かしながら良さげな音を探す」タイプの人は、少しストレスを感じると思います。
ただ、1度出音が確認できればぐりぐりすることも少ないと思うので、最初は我慢しつつ、ゆっくりと反映を待つのが吉ですかね。
②プリセットを元に編集ができない
プリセットのイコライザーを元に、マニュアルでイコライジングできる機能が欲しいと思いました。
というのも、プリセットのイコライザーの具合が見れると「大体こんなイコライジングをすれば、こんな音が鳴る」という指標になるので、初回のイコライジングのスピードが格段に早くなるんですよね。
これに関して言えば、恐らくイヤホンに精通している方には不要な機能かもしれません。
ただ、私みたいなイヤホン初心者にも優しい機能があれば、もっと使いやすくなるのにな、と思いました。
タッチ操作の感度が高すぎる
イヤホン側面のタッチ感度がかなり高いので、誤操作が頻繁に起こります。
良くあるのが「イヤホンの位置を調整しようとイヤホンを触ったところ、音量が上がって(下がって)しまう」ケース。
側面ワンタップは音量調節なので、ちょっとでも本体を触ろうものなら速攻で音量が変わってしまいます。結構厄介。
一応タッチ操作の機能を切ることもできますが、スマホを出さずとも色々操作できるのは割と便利なので、切るにも切れないんですよね。よって私は、イヤホンを触るときは側面を持つように優しく触っています。
運用でなんとかする方針
多少気は使いますが、慣れれば不便はないですね。
音量1でも結構音が大きい
iPhoneで使用する場合に限ったことかもしれませんが、音量を1(最小)にしていても、結構出音が大きいです。
よって下記ケースでは少々使いにくい印象でした。
- 作業中、小さい音でBGMをかける
- 家事や育児をしながらの音楽・ラジオ
- 外出先で対人対応(コンビニでの物品購入等)
多分本製品、そもそも外音取り込み機能がついていないので、上記の用途で使用するように設計はしていない気がします。
本イヤホンはあくまでも「低価格・高音質」がウリ。
もしながら聞きの便利機能が欲しいのであれば、外音取り込み機能のあるCapsule3 Proや、そもそもAirPods Proを選択すると良いかもしれません。
結論
本記事の結論です。
ワイヤレス&1万アンダーで高音質をお探しなら、買って損なし!
SOUNDPEATS Engine4は、デュアルダイナミックドライバー・クロスオーバー技術を搭載したワイヤレスイヤホンです。
ノイキャンも外音取り込みもありませんが、その分音質に全振りしています。その音質や、何度使用しても「え、これ1万アンダーなの?」と驚くほど。
デュアルダイナミックドライバーによる確かな低音と、クロスオーバー技術による素晴らしい音の分離感。
イコライザーの掛かりも抜群で、特にドンシャリに強い印象です。低音が響くダンスミュージックなんかピッタリですね。
反面、イコライザーの反映が遅かったり、タッチ感度が異常に高かったりと少々使いにくい部分はあります。
ただ、この価格でこの音質ならまあ仕方ないか・・・と思えるほどの魅力が、音が、このイヤホンにはありますよ。
SOUNDPEATS Engine 4まとめ
最後に、デメリット・メリットを振り返ってみましょう。
筆者、久しぶりに1万アンダーのイヤホンを使用したのですが、マジでビビりました。私が若い頃なんて、有線ですらこんな音出てなかったですよ。ホントに。
良い音で音楽聴きたいけども、1万以上は出せないなあ・・・という方にピッタリなイヤホンだと思います。
あなたも良コスパのSOUNDPEATS Engine4で、お気に入りのロックやダンスミュージックをズンズン効きながら、ご機嫌な日常を過ごしてみませんか?