EarFun AirPro4 レビュー。ワイヤレスイヤホンに迷ったら、とりあえずこれで良い。【PR】
10,000円アンダーのワイヤレスイヤホンという激戦区に、EarFunからスゴイのが来ました。
今回紹介するEarFun Air Pro4は、価格9,990円(セール時はなんと8,000円代!)で、下記の通り機能がモリモリ。
- アダプティブ式ノイズキャンセリング
- マルチポイント接続
- aptX Lossless & aptX Adaptive(Snapdragon Sound)、LDAC対応
- LE Audio、Auracast対応
- ワイヤレス充電
- 装着検出
- ゲームモード(低遅延モード)
- ANCオンで約7.5h再生、ケース込で35h
いや、欲しい機能ほぼ入ってます。これで1万円切りますからね。十分すぎます。
というより私みたいなiPhone使用者からすれば、オーバースペック感さえあります。
上記機能に加えて、イコライザ調整・効き具合もばっちりなので、もちろん音質面も抜かりなし。
コスパ抜群、満足度高し。「コスパの良いワイヤレスイヤホン探してるんだよね」と言われたら、Air Pro4をノータイムで勧めさせていただきます。
そんだけ完成度が高い。しびれます。
ということで、そんなコスパ抜群・アンダー1万円ラインの大本命イヤホン、EarFun Air Pro4をレビューしました。
また、前作Air Pro3との比較もありますので、最後までお読みいただけると幸いです。
- 1万アンダーとは思えないモリモリな機能
- ノイズキャンセリングはかなり優秀
- アプリは直感的に使いやすい
- タッチ感度が高く、誤操作しがち
- 外音取り込みは違和感あり
スペックと付属品
スペックはこちら(タップで展開)
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | AirPro 4 |
メーカー | EarFun |
充電時間 | イヤホン:1時間、充電ケース(USB-C):2時間、ワイヤレス充電:3.5時間 |
バッテリー持続時間 | 最大7.5時間、充電ケース使用で合計35時間(ANCオン) |
ドライバー | 10mm複合振動板 |
ノイズキャンセリング | QuietSmart™ 3.0、最大50dB |
防水性能 | IPX5(イヤホンのみ) |
充電ケースバッテリー容量 | 600mAh |
Google Fast Pair | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
装着検出機能 | あり |
専用アプリ | あり |
低遅延(ゲーム)モード | あり |
Bluetoothバージョン | 5.4 |
Bluetoothコーデック | aptX Adaptive、AAC、LDAC、SBC |
最大通信距離 | 15メートル(障害物なし) |
重さ | 56g(充電ケース含む) |
寸法 | 62.4mm × 46.6mm × 29.2mm |
付属品は下記の通り。
- 充電ケーブル(Type-C to USB-A)
- スペアイヤーピース(4サイズ)
- 取扱説明書
付属イヤホンピースはバリエーション多めなので、幅広い耳穴に対応できると思います。
EarFun Air Pro4レビュー
それでは、EarFun Air Pro4をレビューしていきます。
デザインは、良くあるシンプルな感じ
ケースも本体も、デザインはシンプルです。
今回は本体色ブラックを見ていきます。
ケースは丸みのある長方形。表面はサラサラ素材で、傷は付きやすいと思います。
Type-C端子は背面。充電すると前部に備わっている3つのインジケーターランプが光る仕組みです。
開くとハの字になったイヤホンがお目見え。
真ん中下には初期接続のためのリセットボタンがあり、接続の際のステータスは中の方にあるLEDの発光具合で確認できます。
続いてイヤホン本体を見ていきましょう。
長くなっている部分はマットな手触りで、earfunの光沢のあるロゴがきれい。タッチ操作できる部分は少し窪んでいるので、明確にどこをタッチすればいいかわかりやすくて良いですね。
耳に当たる部分は光沢素材なこともあり、AirPods Pro感が高めです
以上、いわゆる「ワイヤレスイヤホン」のデザインですね。
特段変わった部分はない(強いて言えばタッチ部分が窪んでる所はGOOD)ですが、そのシンプルさ故に馴染みがあり、使いやすいと感じました。
1万アンダーとは思えないモリモリな機能
今回のレビューで言いたいことは、ここに詰まっています。そう、なんたって本イヤホン、まあ機能がモリモリです。ワイヤレスイヤホンとして欲しい機能は大体備わっています。
バッテリー持続時間はANC有りで7.5時間と長く、ノイキャンもワイヤレス充電もマルチポイントも対応。装着検出やゲームモードもいけます。iPhoneユーザーにはあまり関係ないですが、aptX AdaptiveやLDACもOK。
要するに、値段にしては高機能で音も良いイヤホンってことです。そんな簡単な言葉で片付けられる程、えぐいコスパの代物。
少なくとも、私みたいに外出時に気軽に使ったり、Web会議に使ったりする用途であれば事足りまくり。
それでいて、家でちょっといい音で聴きたいな…て時にも使えちゃうんですから、まあ、強いですよね。万能感があります。あれば絶対腐らないイヤホン。
確かに約10,000円という価格は、一般的に考えたら高めな部類ですよね。気軽に買える価格ではないかと。
ただ、4〜5,000円のイヤホンを短い周期で買い替えるのであれば、ドカッと10,000円でAirPro 4を買って末永く使う方が良いです。これは絶対そう。
というのも、大体ワイヤレスイヤホンの機能は出揃ってきた気がしていて、ここにプラス機能が足されるとしたら「新しいコーデック対応」とか「めちゃめちゃ高速充電可能」とか、「ノイキャン、ビビるほど強い」とかそこら辺だと思います。
あったらあったで良いでしょうが、マストではないかと。
…と考えると、概ね機能が出揃ったこの段のイヤホンを買えば数年は余裕で戦えるのではないかと、個人的には思っています。そのくらいのポテンシャル、AirPro4からは感じられますね。迷ったら、買いです。
ノイズキャンセリングはかなり優秀
ノイズキャンセリングの強さにはかなりびっくりしました。主観にはなりますが、AirPods Pro(少なくとも、私が使用している第二世代ですが)に匹敵すると思います。
実際電車で使ってみると、不快な音がスッと消えます。特に地下鉄の「ゴーッ」という音が綺麗さっぱり無くなりました。
窓の空いた札幌地下鉄東西線でも、かなりゴーッ音は抑えられました。すごい。
クリアな効き具合に若干引く
ただ、アナウンス系は割と聴こえます。まあ安全面を考えると良いっちゃ良いのですが、超絶静寂という訳ではないです。中〜低めの音を打ち消してる感じで、アナウンスのような高めの声や、体に響く重低音はあまりカットできてない印象。
にしても、大部分のノイズは消せているので、満足度はかなり高め。この価格帯でこれだけ働くのか…という感じ。
ちなみに、私のノイキャンの主な用途としては「テレワークでの集中力向上」です。そういったそこそこ静かな場面で使用する分にはAir Pro4のノイキャンで十分、いや十二分ですね。AirPods Proとほぼ違いは無いです。
内蔵マイクも高音質とまではいきませんが、そこそこ使えるレベルではあるので、Web会議でも問題なく使用できます。というかバリバリ使用中です。
リモートワーク専属用途としては、スペック的にちょっともったいない気もしますが、全然アリですね。強いノイキャン・装着検出・約7.5時間と長時間再生。
ということで、勿論メインイヤホンとしても十分ですが、サブイヤホンとして仕事用途に使うのも良いと思いました。
アプリも使いやすい
アプリのレイアウトはゴテゴテしておらず、直感的に使えて良い感じ。アカウントを登録せずに使える所もポイント高いです。
アプリで設定できるイコライザーの帯域は下記の通り。
32/63/125/250/500/1k/2k/4k/8k/16k
操作すると1sec後には設定が反映されるので、結構サクサクめにイコライジングできます。ストレス低め。
また、適応イコライザーという機能もあり、これは流れてくる各帯域の音を聴いて、聞こえなくなるポイント(境目)で各帯域を設定するというもの。この方法によって、特に何も考えずとも操作しているうちに、いい感じのイコライジングをしてくれます。
AirPro4はデフォルト設定だとその真価を発揮でないため、細かいイコライジングが苦手な方はぜひ一度適応イコライザーを使って欲しいです。ガラッと音が良くなりますよ。
まあちょいちょい日本語がおかしかったりしていますが、海外メーカー&コスパという観点からはご愛嬌ということで…総合的には使いやすいアプリだと思いました。
タッチ感度が高く、誤操作しがち
タッチ操作の感度が高めなので、割と誤操作が起きます。ちょっと触れただけで音量が変わるのはちょっと困りもの。
ということで、私は「クリック(要するに1タップの操作)」は無効にしました。出先でこまめに音量を変えるケースってあまり無いような気がしていて、そもそもスマホの物理ボタンでコントロールできますし、まあいいかな、と。
曲戻し/送り・再生/停止・ノイズコントロール(計5機能)ができれば個人的は十分なのですが、Air Pro4ではダブルタップ・トリプルタップ・長押しをそれぞれ左右に設定できる(計6アクション)ので、何なら1つ余ります。
余る分には良いですもんね。とりあえずゲームモードとか設定してみました。
外音取り込みは違和感あり
期待はしてなかったのですが、外音取り込みはやはり違和感があります。無理やり外の音を取り込んでる感じ。遠くの音を頑張って拾っているような、そんなイメージです。
体感ですが「ノイキャンでキャンセルしている音を増幅させてイヤホンから流してる」という感じですね。よって、電車のゴーッという音がかなりやかましく聞こえます。少なくとも、電車では使えないかな、と。
基本的にコスパが良い機種の外音取り込みって良かった試しがないので、まああまり期待はしていませんでしたが…。こればっかりはAirPods Proには敵いませんね。
イヤホンレビューする度に、Appleの技術力にビビります。
ちなみに、本記事執筆中に外音取り込み機能にアップデートが入り「バランスが良い」モードが追加されました。
本モードでは通常の外音取り込みモードにおける「外音取り込んでるぜ!」感が薄れていたので、まあ確かにバランスは取れたのかも。
と申しますか、どちらかといえば全体的な取り込み音量を下げた感じで、前述の音の誇張感は変わってない気がしました。ノイキャンって難しいんでしょうね…。
Air Pro3と比較してみた
まずは前機種Air Pro3と比較してみて、どの部分が秀でているのかを確認してみましょう。
ちなみに前提ですが、音質面は大きな違いは見られませんでした。これに関しては私の耳が聴き分けよくないのも勿論あると思いますが、ただリモートワークしたり、外で音楽を聴く分には正直ほぼ差がないと思います。結論音は「どっちも良い」です。
ここら辺のレベルになってくると、あまり違いがわからないですね()
ということで、音質面を除いた主な違いは下記の通り。
製品名 | Air Pro 3 | Air Pro 4 |
---|---|---|
Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.4 |
ノイズキャンセリング | 最大-43dB | 最大-50dB |
再生時間 | ANCオフ:最大45時間ANCオン:最大37時間 | ANCオフ:最大52時間ANCオン:最大35時間 |
ゲームモード | 55ms | 50ms |
LDAC | 非対応 | 対応 |
装着検出 | 非対応 | 対応 |
Auracast | 非対応 | 対応 |
Google Fast Pair | 非対応 | 対応 |
価格 | 約8,000円 | 約10,000円 |
私はiPhoneユーザーということもあり、そんな私が考える3と4のクリティカルな違いは、下記3つ。
- ノイズキャンセリング
- 装着検出
- 価格
ノイキャンはやはり、Air Pro4の方が強いです。
電車での「ゴーッ」音の軽減で比較すると、Air Pro3は若干音が聞こえますが、Air Pro4はほぼ聞こえないですね。これが7dBの差なのでしょうか。…と言っても、そもそもとしてAir Pro3の時点でノイキャン性能として十分なんですけどね。
また、ノイキャン性能の違いはもちろんありつつ、Air Pro4はノイキャンモードが様々あるので、その場にあった設定をできるのも魅力的。ということでノイキャンに関して言えば、強さでも機能面でもAir Pro4の圧勝です。
続いて装着検出。まあ、あった方が良いですね、こればっかりは。
イヤホン外す→装着の際、音楽や動画が停止→再生するのは、想像以上に便利です。外出先だったり家で動画見てたりと、割と着脱するケースに遭遇するので、あって欲しい機能の1つですね。
で、最後は価格。約2,000円の差です。
多分AndroidユーザーだったりDAPを持っている方であれば、前述のノイキャンや装着検出以外にも、LDACやGoogle Fast Pairが大きなメリットになり得ると思うので、ノータイムでAir Pro4を選択して良いと思います。
iPhoneユーザーからすれば、先程述べましたノイキャン性能と装着検出に2,000円払えるかどうか、という観点になるかと。
で、iPhoneユーザーの私ならどうするかといえば、2,000円払ってAir Pro4にします。これが5,000円なら怯みますけど、2,000円ですから。どうにか捻出出来るレベル。
逆に言えば、2,000円の捻出も厳しい…とか、Air Pro3既に持ってるんだよね、という場合は、Air Pro4じゃなくて良いと思います。Air Pro3もかなり完成度・コスパともに高いので、満足感はあるかと。
EarFun Air Pro4 まとめ
ちょっと前までは、この価格帯だと少しだけ機能が足りなかったんですよね。マルチポイントが無いとか、ノイキャンが無いとか。
とうとう全部入り、1万アンダー来たぞって感じです。嬉しい限り…。
貴方も超高コスパなEarFun Air Pro4で、好きな音楽を高音質で楽しんだり、静かで快適なリモートワークをしたりと、便利さにワクワクしてみませんか?