VOLTME Revo 35 Duoレビュー。かなりコンパクトな35W・Type-C・2ポートな充電器【PR】
筆者(@kino_tsuyo)がACアダプターに求める「安い」「コンパクト」「USB Type-C」を兼ね備えた製品を発見しました。
その名も、VOLTME社の「Revo 35 Duo」。
前述の「安い」「コンパクト」「USB Type-C」の特徴を兼ね備え、更にType-Cが2ポートだったり、デザインがシンプルでカッコよかったり、割と至れり尽くせりなACアダプターです。
ただ、2ポート同時に使用する際はそこそこデメリットがあるので、使う人を選ぶのも事実。
そこで今回は、Revo 35 Duoをレビューしつつ、実際の充電速度やデメリットについて赤裸々にお話ししたいと思います。
更に、今回は同社のUSB Type-Cケーブル「PowerLink MOSS Fast Charge Cable」も一緒にご紹介。
アダプターも良いのですが、私はこのケーブル、かなり好みでした。
- デザイン:シンプルでかっこよく、コンパクト
- 充電能力は申し分なし
- 価格・機能のバランスが素晴らしい
- 35Wという微妙なラインナップ
- 2ポート充電時(計30W以上使用時)は本体が熱め
VOLTME Revo 35 Duoの概要
まずは、VOLTME Revo 35 Duoの概要からご紹介します。
そもそも:VOLTME社とは?
VOLTME社について、簡単にご紹介します。
- 中国、深圳市(深セン)の充電機器メーカー
- 充電分野で20年以上の実績あり
- アダプタ・モバイルバッテリー・ポータブル電源等を取り扱う
- 独自充電規格「V-Dynamic」がウリ
充電・バッテリー分野のメーカーは割りかし玉石混淆しているイメージがありますが、その中でもVOLTME社は長年の実績があるので、安心感がある印象を受けました。
ということで、実は結構な実績を持った企業なんですよね。
また、VOLTME社は「V-Dynamic」という独自の充電規格を開発・所有しており、そんな技術力も魅力的です。
充電規格V-Dynamicとは:VOLTME社が独自開発した充電規格のこと。特徴は下記の通り。
- 急速充電対応
- 接続機器を認識し出力を調節
- リアルタイムに電力をモニタリングし流動的な出力調整
- USB PDやQuickChargeに互換性あり
- 過電圧保護や温度管理等、安全機能も搭載
Revo 35 Duoの概要
今回紹介するRevo 35 Duoは、最大35W出力が可能な、USB Type-C端子を2つ備えたACアダプターです。
- USB Type-C端子×2搭載の、コンパクトな充電器
- 最大35W充電が可能( 2ポート使用時は最大18W )
- 独自技術「V-Dynamic」採用
- 電気用品安全法(PSE)取得済み
- 24ヶ月のメーカー保証あり
ちなみに、1端子がUSB Type-A端子のアダプターもあります。デザイン等は変わらないので、もしType-Aを使用する用途があるのであれば、こちらもオススメです。
Revo 35 Duoの詳細レビュー
それでは早速Revo 35 Duoの詳細を見ていきます。
デザイン:シンプルでカッコよく、コンパクト
開封しようとして気付きましたが、箱のデザインが結構凝っています。表面は立体的な凸凹デザインがあり、ベースグレーに差し色のオレンジがオシャレ。
内容物はACアダプター本体と取説のみのシンプル構成がゆえに、充電時はUSB Type-Cケーブルを別途用意する必要があります。
今回、本体色はブラックを選択しました。プラグ・Type-C端子以外真っ黒で、シンプルデザイン。個人的に大好物。
表面にはうっすら凹凸加工がありました。
Type-C端子部分はオレンジ色。そうなんです、デザインが外箱とシンクロしています。ニクいぜVOLTME。
サイズはかなりコンパクトで、縦4.8cm×横4.8cm×高さ3cm。これは持ち運びが捗りますね。
プラグ部分も折り畳めるので、バッグに入れる際も安心です。
重さは80g。大体白菜一枚分と同じくらいの重さです。2ポート・35W出力が可能な充電器としては軽い部類だと思います。
充電を行うと、端子上部分の花柄っぽいLEDが光る仕様になっています。しっぽりとした点灯具合なので、夜間もあまり気にならなくて良いですね。
充電能力は申し分なし
実際充電しつつW数を計測しましたところ、誤差も考慮すると、概ねスペック通りの速度が出ていました。
- 1ポートのみ使用時(iPhone14 Pro):約17W
- 1ポートのみ使用時(Macbook Pro):約31W
- 2ポート使用時(iPhone14 Pro・iPad Air4):約15〜16W
ちなみにこちらのサイトによると、筆者が使用しているiPhone14 Proは最大27Wまで対応しているとのこと。よって2ポート使用時は18Wと少々非力感は否めません。
ただ、超高速で充電したい場合は1ポートで使いますし、「2ポート使用して急速充電したい!」というケースは今まであまりなかったので、そこまで問題ないかな、という印象です。
また発熱具合ですが、1ポート使用時はちょっとぬるい程度。ただ2ポート使用し、かつどちらも急速充電の場合は結構熱めです。ここはちょっと不安が残りますね。
別売りのVOLTME社製 Type-Cケーブルと相性ピッタリ
今回のレビューにあたりType-Cケーブル(正式名称は「PowerLink MOSS Fast Charge Cable」)もご提供いただいたのですが、さすがVOLTME製のケーブル、Revo 35 Duoとの相性は抜群です。
- グラフェン&シリコン素材により、とてもしなやか・柔らかい・絡まない
- 最高100Wの高速充電が可能
- 480Mbpsデータ通信に対応
- カラバリも豊富(5種)
本ケーブル、兎にも角にも、しなやかで柔らかい。そのしなやかさ故に変な癖が付かず、見た目は抜群。
更に手触りはすべすべした感触で、高級感も高め。お高いケーブル感がありますね。
なんてったって、手触りが気持ち良すぎる・・・!
端子近くにはしっかり凸凹デザインもされていて、細かい所まで考えられているなあと。急速充電が可能な機能性も勿論ですが、デザイン的にもトータルコーディネートしたくなるような、そんなケーブルでした。
価格と機能(コンパクトさ)のバランスが素晴らしい
話は戻ってRevo 35 Duoのコンパクトさについて。
Type-Cが2ポートのアダプターは、大抵が“デカい“もしくは“W数が高く価格も高い“というケースが多いです。
その中でもRevo 35 Duoはコンパクト・高速充電対応で、価格は約3,500円とかなりお手頃だと思います。もし45W・60W等の高出力を望んでいないのであれば、第一選択になり得るアダプターですね。
参考までに、他社製の似たラインナップのType-C・2ポートACアダプターと、Revo 35 Duo(以下Revo)を比較してみましょう。
- Anker 521 Charger (Nano Pro)
- CIO NovaPort DUO
- UGREEN Nexode Mini
(1)Anker 521 Charger (Nano Pro)
私が現状使用しているAnker 521 Charger (Nano Pro)。こちらは40W出力とRevoより5W出力が高いのですが、価格も1,000円ほどアップ。
更にプラグが折り畳めないので、コンパクトさは損なわれます。私みたいにデスク下で使う分には良いですが、持ち運びのことを考えるとRevoに部がありますね。
(2)CIO NovaPort DUO
国内企業「CIO」の有名・人気アダプター。
MAX30W・2ポート使用時はそれぞれ20W、重量も78gとRevoと同等で、割と隙のない製品です。
強いて言えば価格が3,800円程度と、Revoよりちょい高。ただ20W出力できるのはメリットなので、お財布と相談してこちらを購入するも大アリだと思います。
(3)UGREEN Nexode Mini
コスパの高い製品を送り続けているUGREENのアダプターは、出力から考えると小ぶりなサイズで45W出力、更に約4,000円と価格もバッチリ。
ただ、思ったより重め。Revoが約80gなのに大して、本製品は90g。
また幅が3.26cmあるので(Revoは約3cm)、他ACアダプターとの干渉しないように考慮する必要があります。
結論
ということで、あくまで持ち運び用途で考えるのであれば、Revo 35 DuoとCIO NovaPort DUO、どちらかで良いと思います。
選び方としては、最大出力がRevoは35W・CIOは30Wなので、よりW数を出したい場合はRevo 35 Duoが良いかと。反対にCIOは2ポート使用時に20W出るため、複数ポートを駆使したい方はCIO NovaPort DUOがピッタリだと思います。
デメリット
デメリットは下記の通りです。
35Wという微妙なラインナップ
35Wという出力は、正直中途半端だと思いました。
特に1ポート時は良いのですが、2ポート時に18Wまでしか出ないので、iPhone12シリーズ以降(miniシリーズは除く)ではマックス早い充電はできないことになります。
前述の通り「2端末充電切れ!一刻も早く充電せねば!」的な場面に遭遇したことはないですが、いつ何時何があるかわかりませんので、20W出るに越したことはないなあ、と。
ということで、例えば旅先でパートナーと一緒に充電する等々、1秒でも早く2端末を充電したい!というのであれば、CIO NovaPort DUOを選択すべきかと思います。
逆にそんなに速度に拘らないのであれば、少しでも安いRevo 35 Duoがオススメです。
2ポート充電時(計30W以上使用時)は本体が熱め
2ポート充電時、若しくは1ポートで30W以上出力がある場合は、アダプター本体が結構熱くなります。触れられないレベルでは無いですが、普通に熱いです。ちょっと不安になります。
Amazonのレビューにも「内部は70℃程度まで上昇した」とあるので、個体差ではなく仕様なのかと。
温度管理機能とは一体・・
W数の高い急速充電を行う際は他のACアダプタと距離をおいて使うか、目の届く範囲で使用したいと思います。
結論
VOLTME Revo 35 Duoを使用・レビューした結論は下記の通りです。
「1ポート:35W、2ポート:18×2W」を許容できるのであれば買い。2ポート使用時は熱めなので注意。
コンパクトで比較的軽く、ブラックのボディにオレンジの差し色がとてもカッコいいRevo 35 Duo。
出力は最大35W(2ポート使用する場合は18×2W)まで出るので、一般的なスマホの充電速度に困ることはないでしょう。
ただ、2ポート使用時は最大18Wしか出力されないので、2ポートで最新スマホを最高率で急速充電したい場合は他製品(CIO NovaPort Duoなど)がオススメです。
更に2ポート急速充電時は本体が熱くなるので、他ACアダプタとの距離にも注意してください。
以上よりRevo 35 Duoは、基本1ポート(35W)使用で、コンパクト・コストパフォーマンスの良いACアダプタをお探しならピッタリな製品だと思います。
Revo 35 Duoまとめ
最後に、デメリット・メリットをおさらいしましょう。
ACアダプター界隈は日々進化していると薄っすら気付いていましたが、ここまでとは。コンパクトさと性能の両立に感動しました。
かつRevo 35 Duoはデザインも良くて、いいですよね。やはり持ち歩くものも、カッコよく揃えたいですもの。
貴方もそんなカッコいいRevo 35 Duoで、快適な高速充電体験をしてみませんか?